2009年02月22日

ようやく秘書採用

事務所を独立開業して1か月経ちました。

独立直後は自分ひとりでやるしかなかったのですが、やはり自分ひとりで仕事をするには限界があり。
雑用でもなんでも自分でやるしかなかったので、なかなか仕事もはかどらない。

そんな悩みを抱えていたので、1月にさっそく秘書を募集することにしました。
求人にはなんと800人以上もの応募があり、こちらも書類選考するだけでてんてこ舞い。
30人ほどに絞って面接した結果、数人に絞り、最後は悩みに悩んだ末、ようやく一人に決めました。

最後の数人にまで絞った末に採用できなかった人は、どれもいい人ばかりだったので、本当に悩みました。むしろ、落としてしまったことを申し訳ないと思わずにはいられません。
1名を採用するだけの余裕しかない自分の実力不足を悔やみました。

一方、採用した秘書には、今週からさっそく仕事を手伝ってもらいました。
今のところ、よく考えながら働いてくれているので、おかげで、この1週間はやっと落ち着いて仕事に集中できました。
助かる。感謝。
秘書の重要性を身に染みて感じた1週間でした。

企業法務・危機管理・リスクマネジメント・顧問弁護士−アサミ経営法律事務所

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2009年02月16日

危機管理広報セミナー

先日、「危機管理広報」をテーマにセミナーをやってきました。

最近でこそ、いくつかの大手法律事務所が「危機管理広報」とか「PR」とかを取扱業務の一つにいれてアピールし始めてます。

しかし、正直、記者会見を何回か経験したことのある僕としては、「不祥事の記者会見とかやったことあるの?ノウハウあるの?不祥事対応の経験がなければ、マニュアルあってもできないよ」と冷めた目で見てしまいます。

僕の場合、10年前に弁護士になったときに一発目にやった仕事がいきなり記者会見対応と住民説明会対応でした。

会社から事務所に相談が入り、「工場で地域住民に危害を及ぼす可能性のある事故を起こしたので2時間後に記者会見をやることになった。記者会見といっても、何をやればいいかわからないので、対応してほしい」と。

もちろん、そのときの僕は記者会見の経験などなかったので、ボスと先輩の弁護士との3人で会社に直行し、その場で記者会見の準備。

某広告代理店の人たちが、社長や役員に対して、「記者会見では、会社と地域住民とのリレーションシップが大切で・・・(以下略)」みたいな教科書に書かれているような馬鹿みたいな抽象論を説明しているすぐ横で、「記者会見では、まず謝罪からだ。謝罪のセリフは『・・・・』というコメントをしよう。その後は『・・・・』と言いながら話を続けよう」「・・・というキーワードは必ず言う」「司会進行役は××さんがやって、そのシナリオは今から作るので、そのシナリオどおりに進行してください」と具体的にポジションノートやシナリオを手書きやノートパソコンでガシガシ作成し、その資料さえあれば誰でも記者会見ができるだけの準備を完了。

何しろ記者会見まで時間が迫っているので、あれやこれやと無駄な議論や法理論を考えている場合ではなく、実践で役立つ結果を出すしかない。
そんなことを考えながら、額と背中に汗をかきながら準備していました。

準備が一通り完成した後は、社長や役員を相手に10分くらいの簡単な記者会見のシミュレーションを実施。
僕ら弁護士が記者役になり、司会進行役、社長、役員に実際に回答してもらう、ということをやりました。

そんな経験を元にして自分なりに整理したのが、今回の「危機管理広報」というセミナー。
過去にも類似のセミナーは存在したらしいですが、やはり現場での経験があるだけに臨場感のある解説ができたよう。
セミナー終了後のアンケート結果を見たら、参加者の9割以上の方が5段階中5の再公表かをしてくれ、残りの1割弱の人も4の評価。3以下の人はいませんでした。

久しぶりに満足のいくセミナーをやれたと思います。

企業法務・危機管理・リスクマネジメント・顧問弁護士−アサミ経営法律事務所

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2009年02月13日

マルハニチロ、冷凍食品のトレーサビリティーシステムを導入

去年1月に発生した、中国製冷凍ギョーザ事件については、まだまだ記憶が新しいところです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090124-00000568-san-soci

あの事件をきっかけに、冷凍食品メーカー各社は、製造国の表示にプラスして、原材料の産地まで公開するようになりました。

たとえば、マルハニチロ食品は原料原産地をホームページで公開し、パッケージにも商品を製造した国や県まで記載するようになりました。
味の素も、肉や野菜、魚の産地表示をパッケージに盛り込んだ。
ニチレイフーズは、携帯でパッケージの2次元バーコードを読み取れば、産地が確認できる方法を取り入れたとのこと。

各社が工夫を凝らしています。
これは、メーカー各社が消費者に安心・安全を感じてもらうための工夫と捉えることができます。

これに加えて、マルハニチロでは、2億円を投資して、冷凍食品原料の生産履歴の追跡システムを導入するそうです。

入荷から出荷まで工程ごとに原料の原産地や賞味期限、数量などを入力し、そのデータをQRコード(2次元バーコード)にして包装に印字。
小売店がQRコードを携帯電話で読みこんで、マルハニチロに数字を伝えれば、製品ごとの生産履歴をすべて追跡して、問題の原料特定できる、とのこと。

これは、消費者の安心・安全確保にプラスアルファして、「もし、製品に問題が発生した場合にその原因究明がすぐできるように」との考えによるものと思われます。
まさに、リスクマネジメント体制の現れです。

マルハニチロがこういうシステムを導入したと言うことは、他のメーカーも同じ趣旨のことを実施しようとすればできることになります。
つまり、今後、他の会社でこうしたシステムを導入しないままでいて、万が一にも事故が発生したときに、「原料を追跡できません。原因究明できません」となれば、会社(取締役)として、最新の善管注意義務を果たしていなかったということになりかねません。

システムが進化したというだけではなく、善管注意義務、リスクマネジメント体制の構築義務という観点から、この事例を参考にする必要はあるといえます。

危機管理・リスクマネジメント・顧問弁護士−アサミ経営法律事務所

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2009年02月10日

日産自動車の野球部廃部とCSR

世界同時不況のあおりを受けて、日産自動車が硬式野球部の休部を決定したそうです
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2009/_STORY/090209-02-j.html

日産のプレスリリースによれば、野球部休部の主な理由として、「一段の状況悪化でキャッシュ・マネジメント戦略、経営体制、投資計画のさらなる見直しの必要性が生じている」を掲げていますが、そもそもプロ野球ではく社会人野球という時点で、キャッシュ・マネジメントというか採算度外視であることは会社は理解していたのではなかったの?

日産に限らず、西武鉄道もプリンスラビッツ(アイスホッケー)を廃部にする方向だし、三菱ふそう川崎も硬式野球部は休部の方向だし。

プロ野球の一部の球団をのぞけば、キャッシュ・マネジメントなどを強調されると、日本のアマチュアスポーツそのものの存続が危うくなるのでは・・・と思わずにはいられず。

そもそも、企業が、プロ野球ではないアマチュア社会人野球チームを創部・維持する目的は、企業の広告体ということもあるだろうし、そもそも採算度外視での企業の社会的責任(CSR)ということにあるのではないのか。

不況になれば、CSR的側面の代表格であるアマチュアスポーツから切り捨てというのは、言語道断。

結局、CSRとは名ばかりで企業には根付いていなかったということになるのか。

アマチュアスポーツ好きとして、今回の決定には落胆せずにはいられません。

企業法務・危機管理・リスクマネジメント・顧問弁護士−アサミ経営法律事務所

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2009年02月09日

ワークシェアリングと副業容認

多くの会社では、就業規則によって「従業員による副業」を禁止している。

一時期、従業員による週末副業(週末起業)ブームが起きたときも、多くの会社では、就業規則の副業禁止条項を理由に、週末副業(週末起業)を認めなかった会社が多かった。

しかし、時代は、今や経済不況のまっただ中。
派遣社員や期間従業員は期間満了による雇止め、場合によっては、契約期間中の中途解約にも至っている。
リストラの波は着々と正社員にも波及し、正社員の希望退職募集制度、退職勧奨、工場の稼働時間を短縮するなどのワークシェアリングとすすみ、ついには整理解雇寸前まで進んでいる企業も多い。

そんな中、報道によると、一部のメーカーでは、工場の稼働時間を短縮するワークシェアリングを導入する一方で、従業員が収入を確保・維持できるように、副業を認める動きが始まっているそうだ。

日本商工会議所の会頭は、「(工場操業の)時間短縮で空いた時間に他の仕事をして、賃金の不足を補う。変則的だが、緊急避難型のワークシェアリングの一つ」ともコメントしている。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090206k0000m020035000c.html

会社と従業員とがお互いに共存しあうためには、こういう方法もあっていいかもれしれない。

なお、就業規則に「副業禁止」ということが定められていない会社の場合には、「会社の業務に支障がない程度の副業は認められている」と考えられているので、これまでどおり、副業をすることはできます。

企業法務・危機管理・リスクマネジメント・顧問弁護士−アサミ経営法律事務所


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連絡先
弁護士浅見隆行
〔プロフィール概要は下部に記載〕

東京都千代田区内神田2-11-6共同ビル(内神田)4階 アサミ経営法律事務所
電話 03-3254-1071
FAX 03-3254-1072
テーマ別トピック
プロフィール
浅見隆行
【プロフィール】
S50 東京生まれ
H5.3 早稲田実業学校高等部普通科卒業
H9.3 早稲田大学法学部卒業
H12 弁護士登録(第二東京弁護士会)、中島経営法律事務所入社
H17 同事務所パートナーに昇進
H18 母校早実が甲子園で悲願の全国制覇を達成
H21 アサミ経営法律事務所開設

【業務内容】
会社法、商事法一般を中心に、株主総会、危機管理、コンプライアンス、広報など、企業法務全般に精力的に取り組む。
広報は、各種ディスクローズ文書、企業不祥事発生時の各種リリース、新聞社告、記者会見、国会答弁まで幅広く活動している。

【主な著作物・研修・レクチャー等】
◆著作◆
「ネットリスクなるほどQ&A」(中央経済社、共著)
「実践コンプライアンス講座 これって違法ですか?」(日本経済新聞社、対談参加)
「事例でみる借地借家契約の解除」(新日本法規出版、共著)
「仕事の法律」(三笠書房、共著)
「Q&A新会社法であなたの仕事はこう変わる」(日本経済新聞社、共著)

◆最近の論文・コメント◆
「ライブドアによるニッポン放送の新株予約権の発行の差止請求に関して」コメント(夕刊フジ2005年3月5日付、3月23日付)
「ニッポン放送・SBIとの貸株契約について」コメント(夕刊フジ2005年3月26日付、日刊ゲンダイ2005年3月26日付)
「検証JR福知山線脱線事故 公益事業者の社会的責任は果たされたのか」(ガスマーケットレビュー2005年5月17日号)
「スキだらけの買収防衛策 ニレコ新株予約権差止め、後続に冷や水」(日経ビジネス2005年6月20日号)
「完全社外監査役」(中央経済社「税務弘報2005年7月号」)
「日本技開、株式分割、夢真、差し止め請求―司法判断3つのケース」(日本経済新聞2005年7月22日付)
「BSデジタル 民放5社 個人情報抹消」(日本経済新聞2005年9月7日付)
「信託業法改正に伴う知的財産信託制度の活用」(中央経済社「税務弘報」2005年11月号)
「TBS逆転秘策は」(夕刊フジ2005年10月21日付)
「ライブドアの再建方法について」ラジオ出演(J−WAVE「グッドモーニング東京」2006年1月31日)
「ライブドア、堀江氏の法的責任」コメント(夕刊フジ2006年2月6日付)
「ライブドア、堀江氏の法的責任」コメント(週刊プレイボーイ2006年3月 日付)
「敵対的買収防衛」コメント(日本経済新聞2006年4月24日付)
「製紙再編 株主支持獲得へ」(産経新聞2006年8月3日)
「日本製紙王子独走を警戒 識者コメント」(日本経済新聞2006年8月4日)
「取締役の法務」(日本経済新聞2006年8月15日)
「買収防衛TOB 製紙攻防で見えてきた課題」(日本経済新聞2006年8月21日)
「日立製原発タービン異常:巨額賠償の懸念」(毎日新聞2006年8月27日)
「東芝、ソニーへ賠償請求へ」(日本経済新聞2006年10月17日)

◆研修・レクチャー◆
各種企業、団体にて「コンプライアンスの考え方」「知的財産の管理・活用・防衛・訴訟の基礎」「クレーム対応マニュアル」「個人情報保護の実務」「Pマークを確実に更新するために」「公益通報者保護法と内部通報制度の構築・運営」など企業法務全般を解説
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